「いい集中」と「悪い集中」で人生は変わる
私が考える2種類のフローの事例はこちらです。
【ジャンクフロー】
・ゲーム
・暇つぶしのテレビ
・ネットサーフィン
・お酒
・タバコ など
【バリュアブルフロー】
・運動
・瞑想
・好きな趣味
・読書
・映画
・大好きな人との話
・片づけ など
もちろん、価値があるか、ないかは人それぞれの判断です。お笑い番組を見てストレス解消できる。それならば番組は、「中和剤」としての一定の価値があるのでしょう。しかし、スマホやPCでのゲームやネットサーフィンのように、無制限に欲求のなすがままに時間を使ってしまったと後悔するならば、それはジャンクフローと言わざるをえません。
さて、先ほどの田中さんに話を戻しましょう。ジャンクフローにハマると、一時的な快楽の欲求に「24時間」が占領されます。怖いのは、自分の欲求に振り回されるだけでなく、他人に振り回されることも多く、自己制御感がなくなってしまうこと。結果として生活への主導権を失い、自己評価も下がっていきます。まさに、下りエスカレーターに乗っているような残念な状態なのです。
田中さんがこの悪循環から抜け出すには、どうしたらいいのか。まずは、下りエスカレーターへの入り口を見つけることです。
田中さんが下りエスカレーターに乗る瞬間は、家に帰って家着に着替えて、「テレビをつける」その瞬間です。テレビを見始めたら自己制御不能の流れは止まらないのですから、「すぐにテレビをつける」習慣を変えることが大切です。
では、上りエスカレーターに乗るためにどうすればいいか? バリュアルフローを探すことです。