自分次第で厳しくも緩くも
TOEICに似た形式の詳細なレベル分けテストが行われたのち、フォーカスしたい分野に合わせコースを選び、1日の時間割が知らされる。ここからはじまる1日のスケジュールは大体こんなふうになる。
・朝食
・午前 1対1を3コマ、グループレッスン1コマ
・ランチ
・午後 1対1を3コマ、グループレッスン1コマ
・夕食
これはQQ Englishのスタンダードプランと呼ばれるコースで(2016年3月現在)、選び方によっては、グループクラスをすべてマンツーマンに変更することもできる。
このように、グループとマンツーマンを混ぜて時間割をつくるというのがセブ留学の基本型で、「厳しく自分を追い込む」のか、「リゾート重視で緩やかに勉強したい」のかは、生徒次第。学校によっては、選択の幅が狭いケースもあるので、事前の下調べが必要だ。
参考までに邦人向け現地情報誌「セブポット」(http://www.cebupot.com)が16校に行った調査(期間2015年10月~12月、n=189)によると、1日のマンツーマンレッスンは5時間以下が76%だった。実は韓国資本からスタートしたセブ留学はいわゆる「スパルタ式」と呼ばれ、より規則が厳しくより授業時間の長いものが多かった。しかし、この調査によるとビジネスパーソンも多くなってきている日本資本の学校ではそこまで厳しくしない学校が増えてきている様子。
なお同調査によるセブで勉強をしている生徒の年齢構成も紹介しておくと、10代7.9%、20代52.4%、30代25.9%、40~50代11.6%、60代1.1%と、若者が多いのは予想通りだが、30~50代4割近くを占めているということも分かる。留学期間については、1カ月以下が32.8%、1~3カ月が最も多く41.8%、3~6カ月が18.5%、6~12カ月が6.9%となった。