ノルマを決めると、ストイックにこなすこと自体に達成感を得られる。覚えられたときはゲームを攻略したような昂揚感もあり、案外続けやすい方法だという。
なお、覚えるときは、黙って眺めるだけでなく、単語を読み上げ、なおかつ何度も書くようにするのが本山さん流。目と耳と口と手を使って(つまり五感を刺激して)やると、眺めるだけよりスピーディーに暗記できるからだ。
「ほかにも、実名でハーバード受験準備ブログを書くことで背水の陣を敷くなど、いろいろやりました。ハーバードに合格するには長期間勉強しないといけないので、モチベーションを維持することが重要になります。私の場合はそれがブログでしたが、人それぞれ自分に合ったモチベーション維持のツールを見つけることも、カギになると思います」
本山さん流●TOEFL対策法
【リスニング】3~4カ月かけて、寝ている時間以外1日中英語を聴き続ける。
【リーディング】英文の新聞記事や社説、将来教わりたい教授の論文などを読む。
【スピーキング】名スピーチをYouTubeで拾ってきて、声に出して真似する。
【ライティング】短い時間で考えをまとめられるように、繰り返し文章を書く。
(菅井淳子=撮影)