ざっくりと組む1カ月単位の予定

朝イチで組んだ段取りも、上司の「突発」の一言で狂いが生じることがあります。そんなときは、“早かろう、悪かろうのレベルの合意”をまず取り付けるようにします。「1時間でやります。ただし、このレベルの成果物になります」と伝え、時間に見合ったクオリティを納得してもらいます。時間をかけて一生懸命にやっても、「遅い」と怒られたのでは、時間と労力の無駄遣いでしょう。

1週間のスケジュールは月曜日ではなく、金曜日の夕刻に必ず立てます。これにより「翌週はこの仕事はここまで進めればよい」とイメージできますよね。また、月曜朝の仕事の立ち上がりが早くなり時間に余裕が生まれます。先の例のような突発的な用件にも柔軟に対応できるようになりますね。

1カ月単位のスケジュールは、自宅の壁かけの大きなカレンダーを見ながら考えます。「今月は仕事が忙しかったので、来月は家族との時間を増やそう」「書籍原稿の締め切りが近い。今月はサラリーマン稼業のアクセルは緩めて夜の時間を確保しよう」など、ざっくりとした予定を組みます。そこから週単位、日単位のスケジュールに落とし込みます。

最後に一言。朝型生活により、私は娘と毎朝一緒に朝食を取り、夜は妻との会話を楽しむこともできています。そして「家庭人」「仕事人」「個人」のバランスを取ることができる。なによりのメリットでしょう。