朝型ばかりが注目される昨今だが、夜型は本当に非効率なのか。デキル朝型とデキル夜型の行動を徹底分析する。

効率化の第一歩キャパを知る

今回、朝型の代表としてメーカーのビジネスマンである沢渡あまねさん(ペンネーム)、片や夜型の代表としてCM制作会社AOI Pro.エグゼクティブプロデューサーの神吉康太さんにご登場いただく。38歳の沢渡さんは会社の購買関係の現場のリーダーを務めていて、45歳の神吉さんは執行役員も兼務する幹部社員であり、2人とも日頃の仕事の実績について周囲から高い評価を得ている。

その2人に共通しているのは、若いときの激務からいまの時間活用のスタイルを築き上げていることだ。いまでは朝型の沢渡さんも、20代前半のときには深夜残業を厭わない超夜型人間であったことを認めている。神吉さんも入社当初は資料集めから制作現場の“ロケ弁”の手配まで下積みの仕事をこなしながら、独自の効率的な時間の使い方を編み出してきた。