高校時代は渋谷のブルセラショップに通い、慶応大学ではキャバクラ嬢とAV女優を経験。東京大学大学院修了後は日経新聞の記者に。流浪の社会学者が見つめる現代女性の価値観とは──。
父は哲学者母は翻訳家
【田原】鈴木さんは異色の経歴の持ち主だ。慶応大学に在学中、キャバクラで働き始めて、AV女優デビュー。その後は東大大学院を経て、日経新聞の記者として活躍。一昨年『「AV女優」の社会学』を発表して話題を呼びました。とても身軽な生き方でいいと思うんだけど、そもそも夜の世界で働こうとしたきっかけは何だったのですか。
【鈴木】私がまだ知らない、楽しそうな世界があるように見えたんです。それまで私は高校や大学にしっかり行って、サークルやゼミにも入り、正統派な人生を楽しんできました。でも夜の世界には、それとは違う人生の楽しみ方を知ってる人たちがいる気がして、ついフラフラッと。
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