勉強家の妻の“内助の功”

結婚生活は来年、金婚を迎えます。妻は私をよく支えてくれたと思います。ずっと仕事に忙しい私に代わって、しっかりと家庭を守ってくれました。

妻とは社内結婚でした。4歳違いの同期です。なぜ彼女と結婚したのかといっても、誰でもそうだと思いますが、明確な理由があるわけではありません。運命とか、出会いとか、直感とか、情熱とか、そんなことで決まるものだと思います。妻とは研修などで一緒になる機会が多かったことと、そこにたまたま彼女がいたということです。入社してすぐにつき合い始め、4年後に結婚しました。娘と息子に恵まれました。

新婚早々から残業が多く、またマージャンも流行っていて、なかなか家には帰れなかったものです。はじめは両親と同居でしたから、いろいろ苦労があったんじゃないかと思います。それでも文句ひとつ言わずに、帰りの遅い私のために、健康に気遣った食事を用意してくれていました。

私は家族の生活を守るために働き、妻は私が仕事をやりやすいように環境を整えてくれる。こうした夫婦関係を古典的だと思われるかもしれませんが、妻が家庭を守ってくれたからいまの私があると感謝しています。