ワカメは実は危険!? 青菜のお浸しOK

▼ウォッチ(3)お腹ポッコリ

私が目撃したオジサンは確実に太り過ぎでした。

「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」によれば、肥満指数(BMI)が高いほど尿酸値は高くなります。食べ過ぎは肥満の元。さらに食べる量が多ければ、その分、口から入るプリン体の量も増えます。尿酸値が気になるなら、肥満の改善は“避けて通れない道”と心得ましょう。

オジサンが選んだ鶏の唐揚げは、揚げ物なので高カロリー。昼食ならいざ知らず、夕食に揚げ物はちょっと考えもの。食べて3~4時間も経たずに寝てしまえば、余剰のカロリー分が体脂肪として貯めこまれるからです。

さらにカゴの中身で気になることは、野菜やキノコなどの植物性食品が全く入っていない点。もちろん、これらの食材が家にあり食べているなら安心ですが、オジサンのお腹を見る限り、食べているかどうかは“怪しい”気がします。

鶏唐揚げに、

・青菜のお浸し
・野菜の煮物

など、植物性食品を使った料理を添えれば、鶏唐揚げを食べ過ぎることもなく、低カロリーで栄養バランスの整った食事になります。ワカメの酢の物なども悪くはありません。ただ、残念ながらワカメはプリン体が極めて多いので、ごく少量ならよいでしょう。

ワカメの酢のものはヘルシーなおつまになるが、ワカメそのものはプリン体が多いので、少しだけにしよう。

そして、これらをよく噛んで味わいながら食べれば、その間に血糖値が上がるので、食べた量の割に満腹感が得られます。

肥満の改善には、ご存知のように運動も役立ちます。ただし、激しい運動は控えましょう。エネルギーを生み出す際に尿酸が過剰にできるので、かえって尿酸値を上げることにもなりかねません。ウォーキングのような軽い有酸素運動を続けることが効果的です。

次回の健康診断で、オジサンの尿酸値が上がっていないことを祈るばかりです。

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