
日の出とともに目覚め、働き始め、日暮れには労働を終えて、夜は眠る。近代の工業化は、こうした自然の周期に従った暮らし方のサイクルを変えてしまった。最後に残された領域は農業ぐらいかもしれない。
『24/7』という本書のタイトルは、21世紀の資本主義が「連続的な労働と消費のため」に睡眠を奪い、人間を「24時間週7日単位」という陰影のない社会に置くようになったことへの告発である。
テロの容疑者に対する代表的な拷問の一つが、睡眠剥奪であったことは、よく知られているが、今や普通の人々が、自ら睡眠剥奪の生活に浸っているのである。
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