――気が付くと毎日残業。プライベートな時間を持つにはどうすればいいでしょうか

僕はこれまで、いろいろな本を読んできましたが、「長時間労働をして生産性が上がった」というレポートは一度も読んだことがありません。長時間労働をすると疲労が蓄積して生産性が下がるのが「常識」です。だから、ダラダラ働くより“集中力を高めて効率的に働く”ことがいい仕事につながりますよ。

――ダラダラ働いてなんかいませんよ!(怒)。こう見えても真面目なんですから!

本当にそうですか? 多くの人が知らないのが、「普通の人間の集中力は、2時間くらいしか続かない」という事実。これも多くの研究で明らかになっています。2時間という集中力の限界を超えて働き続けると、たとえ真面目な顔でPCに向かっていても実は「ダラダラ働く」状態になっているのです。

1日の労働時間で考えると、この「集中できる2時間」×3か4、最大でも×5が上限でしょう。まずは、「長時間働いていい仕事はできない」というファクトを知り、次に自分で集中力を高めて、時間内に終わるよう努力を重ねてみることが大切です。

(構成=八村晃代 撮影=市来朋久)
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