京セラを設立したとき、私は27歳の技術者でした。新しい製品を開発すること、それを生産に移すこと、そして、当社の製品が世の中の役に立つものとして認められれば、会社を立派にしていけるだろうと考えていました。
しかし、経理については門外漢でした。そんな私にできることは、とにかく売り上げを1円でも多くすることだけだったのです。しかし、それではよい経営にはなりません。会計システムを確立し、原価、費用などの細かい数字を把握し、経費を最小に抑えることで、利益を上げることが、会社継続の源泉だからです。
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(岡村繁雄=構成)

