アナリストたちに、いま注目の企業を選んでもらい、それらの会社が快進撃を続ける理由について解説をしてもらった。不利な市場環境でも利益を生み出す戦略やビジネスモデルとは、どのようなものなのだろうか。

0円のものを100円で売る:天気情報が有料になった理由

【ウェザーニューズ】今期打ち上げ予定の超小型実用衛星「WNI」。北極海の海氷の分布状況を観測し、船に最適な航路情報などを提供する。(PANA=写真)

新しいニーズを掘り起こすには、これまでの常識に縛られない大胆な発想が必要だ。たとえば、かつて水はタダで飲むものだったが、ボトルに詰めた途端にミネラルウオーターとして売れるようになった。

同じように、これまで無料だったものに付加価値をつけて有料化する、まさに0円のものを100円で売るビジネスモデルで利益をあげている会社は多い。

たとえば天気情報は、本来は気象庁というお役所が提供しているもの。いまでもタダで入手する人は多いはずだ。しかし、ウェザーニューズは天気情報を有料化して利益を出している。12年5月期決算では3期連続増収、7期連続増益だ。いったい誰がお金を出して天気情報を買うのか。ラジオNIKKEI記者の和島英樹氏は、次のように解説する。