朝早く起きたほうがいいことはわかっているのだが、具体的なメリットとは何か──。
朝活のプロの実践方法からそれらを引き出すとともに、脳科学で早起きによる潜在能力を引き出すメカニズムを解明する。
東レ経営研究所特別顧問
佐々木常夫氏

昔から「早起きは三文の徳」といわれてきたが、徳をするのは三文どころではないかもしれない。仕事で大きな実績を残したり、スピード出世をしたりした人を調べてみると、“早起き”の人が大勢いる。世は「朝活」ブームだが、まずは朝活の元祖とも呼ぶべき、先輩ビジネスマンを紹介しよう。

東レ経営研究所特別顧問を務める佐々木常夫さんは、いまでも午前6時半に自宅を出て、始業よりも1時間早い午前8時には出社するのが日課だ。

佐々木さんは1969年に東レに入社、系列繊維商社の再建、プラスチックの新規事業の立ち上げなどで手腕を発揮し、2001年に経営戦略を統括する取締役経営企画室長に就任した。役員に昇進したのは、事務系の同期では佐々木さんがトップだったという。03年には、グループのシンクタンクである東レ経営研究所の社長に就任している。