以前、払いすぎの残業代割増率を見直すことにより、残業代を減らす方法を取り上げた(「社長が残業代コストを減らす方法」 http://president.jp/articles/-/10548)。今回は、残業時間自体を減らす方法を中心に考えてみよう。

まず考えられるのが、社員が遅刻した場合の扱いだ。たとえば始業9時、終業18時、休憩1時間で実働8時間の会社があるとしよう。この会社で社員が1時間遅刻して、その日の19時まで働いたときに、素直に残業手当を払っている社長はいないだろうか。