いつの間にか「失われた20年」に突入した
今回は、まず、自己批判から始めなければならない。
バブル景気が崩壊してしばらく経った1995年3月に刊行された『日本経営史』(有斐閣、宮本又郎、阿部武司、宇田川勝、沢井実との共著)の「エピローグ」で筆者は、次のように書いた。
「このエピローグでは、日本企業が直面する諸問題をあえて強調してきたが、それでは、日本企業はこれらの問題を克服する力をもっているのだろうか。ここで注目したいのは、日本の企業が、戦後だけに限ってみても、敗戦と占領下の構造改革、貿易および資本の自由化、石油ショックなどの、さまざまな危機を乗り切ってきたことである。日本企業の危機突破能力、問題解決能力は相当に高い、と言うべきであろう」(332 ページ)
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