習慣は3つに分類できる

習慣には様々な種類があります。それぞれ習慣化に必要な期間が異なりますので、3つに分類してご紹介します。

1つ目は行動習慣。片づけ、英語の学習、日記、節約などの習慣です。習慣化への期間は1カ月です。

2つ目は身体習慣。ダイエット、運動、早起き、コミュニケーション、禁煙、筋トレなど身体のリズムに関わる習慣です。習慣化への期間は3カ月です。

3つ目は思考習慣。ポジティブ思考、発想力、論理的思考力などの考え方の習慣です。習慣化への期間は6カ月です。あなたが続けたい習慣に必要な期間をきちんと理解して続けていくことが重要です。

◆三日坊主を防ぐ習慣化の3原則

多くの人の習慣化のサポートをしてきた経験から、続かない人の傾向を見ていると習慣化のスタート前の計画と姿勢に挫折原因があることが多いのです。三日坊主に陥らないためにも次の3つの原則を守っていきましょう。

【原則1】1度に1つだけ取り組む

1つ目の挫折する原因は、一度にあれもこれも習慣化しようと欲張りすぎるケースです。やる気に任せて片づけとダイエットと英語の勉強を一気に始めてしまってはうまくいきません。1度に1つの習慣に取り組んでください。

【原則2】複雑なルールにしない

2つ目の挫折する原因は、1つの習慣に複雑な行動ルールを決めているケースです。英語の勉強ならば、通勤電車で英単語帳、会社についたら英字新聞、昼食時はリスニングの勉強、帰りの電車で英語日記。このように1つに習慣を絞ったとしても、行動ルールが複雑だと続きません。シンプルで効果的な行動ルールにすることをお勧めします。

【原則3】結果より行動を重視する

3つ目の挫折する原因は、結果にこだわりすぎて行動リズムを崩してしまうケースです。ダイエットであれば、なかなか減らない体重にイライラして無理なダイエットに走ってしまう。結果、急激なリバウンドがその後に待ち受けています。焦らなくても習慣化できれば結果は複利で返ってきます。

以上、今回は続かない原因、習慣化までの期間、続ける3原則をご紹介してきました。次回は、続ける習慣のロードマップをご紹介します。

【関連記事】
脱・三日坊主!「ご褒美設定法」にトライ
「お金に愛される人」の5つの習慣
掃除の習慣:「毎日10秒」が断ち切る、負けのサイクル
毎日、紙に書き出すことは本当に効果があるのか?
池谷裕二が指南!やる気が出る「脳」のだまし方