一方、不倫相手とはどんなきっかけで別れるのか。

修羅場必至なのだが、なんと4割が「きっかけは妻の妊娠」。交際する男性からは妻とは家庭内別居状態と聞いていたはずが、ある日、突然「妻が妊娠した」。とはいえ、必死で言い訳をし、子どもができてもなおも関係は続けたがる男に対し、「怒りを通り越して吐き気をもよおすほど嫌悪感を覚えて」バッサリ。プライドが高いのだ。

そして、恐ろしいことに彼女たちはそんな展開を薄々予感しているのだろう、同じく4割が「既婚者とつき合いながら、同世代の独身男子とも交際」という事実も発覚。「物足りなさは感じるけど、夫にするにはよいかも」(前出・商社)と、既婚者と二股でキープしている独身男性との将来に向けて、「万が一、夫が浮気しても冷静になるべし」と、脳内シミュレーションしているのだ。

「結婚したら、リビングにはほのかにアロマオイルを香らせて、照明は明る過ぎないように。そして何よりおいしいご飯を準備する。そうやって快適空間を作って、あなたが帰る場所はここよ、と言葉ではなく態度で伝えれば、たとえ不倫しても妻の元に戻る。そのことを結局捨てられる苦い不倫経験で痛いほど学びました」(前同)

転んでもただでは起きない。同性ながら、オンナって本当怖いわ~。

彼女たちのずる賢さに、驚きを通り越してもはや感心するのみ。

一昔前の不倫にハマる女子のイメージは、大概が「待つ女」「耐える女」。もはや、そんな面影はない。一切ない。10年以上前、「でも、やっぱり好きなの!」と不倫に走る友人を「最後に傷つくのはアナタなんだから!」と必死で止めた記憶のある筆者。

それから時は経ち、今どきの不倫女子のあまりの冷静さに、アドバイスするとしたら「いつ相手の奥さんに損害賠償請求されてもいいように貯金はしておくこと」。

彼女たちのこれまでの人生につきまとった超就職氷河期や不況という時代がいつのまにか"したたかに生きる"オンナを作りあげたのかもしれない。そう思うと、ちょっぴり切なさも感じるのであった。

【関連記事】
なぜ、和歌山男と埼玉女は不倫に走りやすいのか?
「一人で生きていけるよね」とフラれる人の特徴
20代女性とつき合える40代男の条件
なぜ女性誌を読む女はモテないか
心理学が解明! なぜ女は“いい男”を見落としてしまうのか