会社以外に「居場所」を見つける

趣味を継続するためには、趣味を持つことの意味や意義を理解しておくことも大事な要素といえます。

自分が楽しめる趣味を持ち続けることは、会社以外のフィールドに自分の居場所を維持することを意味しています。

サーフィンをするためにビーチに向かう陽気でアクティブな年配の女性
写真=iStock.com/Fly View Productions
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仕事を人生の中心に置いているビジネスパーソンが、「ホッと一息つける場所」を継続的に持つことで、メンタルを安定させて、前向きな考え方ができる環境を整えることができるのです。

ホッと一息つけて、自分らしさを取り戻せる居心地がいい場所のことを、社会学では「サードプレイス」(第三の場所)といいます。

サードプレイスとは、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した概念で、自宅(ファーストプレイス)や会社・学校(セカンドプレイス)とは別のリラックスできる居場所のことを指します。

フラットな人間関係、新たな視点が得られる

慌ただしい毎日を送るビジネスパーソンが、趣味を通じてサードプレイスを持つと、次のような3つのメリットが生まれます。

①ストレスの軽減

仕事や家庭の役割から離れて、精神的な休息や癒やしが得られます。

②フラットな人間関係の構築

利害関係や上下関係がない環境の下で、肩書きを外した人間関係を持つことができます。

③新たな価値観との出会い

職業や年齢が異なる多様な人たちとの交流を通じて、新たな視点を手に入れることで、これまでと違うアイデアが生まれやすくなります。

ビジネスパーソンが継続できる趣味を持つことは、現在の生活に楽しさと潤いをもたらすだけでなく、定年後の生活にも影響を与えることになります。

サードプレイスを持たずに、自宅と会社を往復するだけの生活を続けていると、毎日が退屈に感じられるだけでなく、定年後に自分の居場所を見失うことになります。

前頭葉の衰えが始まって、好奇心が薄れてきた時に、慌ててサードプレイスを探し始めたのでは、なかなか上手くいきません。

定年した後に、何もやることがないという事態を避けるためにも、現役で働いている時に「布石」を打っておくことが、後になって効果を発揮することになります。