朝ドラでは描かれなかった東京での“モテ期”
朝ドラ「ブラッサム」(NHK)は、作家の宇野千代(1897~1996年、享年98)の波乱万丈の人生をモデルに展開中。本稿では、千代が20歳で上京したとき、のちに夫となる従兄・藤村忠と同棲しながらも、芸能人を目指してみたり文壇の有名作家と交流したりした逸話を、プレジデントオンラインの記事3本から紹介します。
1本目では、文豪・芥川龍之介と宇野千代の関わりについて解説した、ライターの栗下直也さんによる記事です。生涯で4回結婚し離婚、他にもいろんな男性と付き合った”恋多き女”千代ですが、当時、文学界のスターであった芥川とはどんな関係だったのか。千代がウエイトレスをしていた「燕楽軒」で芥川を見かけたことは事実のようですが、「ブラッサム」のように言葉を交わす機会はあったのか。残された記録から、その関係性を読み解きます。また、芥川が千代をモデルに書いたとされる小説についても解説しています。
2本目はライターの昼間たかしさんによる、東京での千代のモテっぷりに着目した記事。「燕楽軒」で西洋のエプロンを着け給仕をしていた千代は、その美しさゆえに男性客の注目の的となり、今東光という作家志望の青年に閉店後、下宿先まで送ってもらうようになりました。千代は忠の婚約者的な立場でありながら、彼とのデートを楽しんでいたようです。そして、今東光は老年に入ってから、千代とは何度もキスをしたことがあると主張したのですが……。その真相は?
3本目は、「ブラッサム」の風俗監修を務める日本大学商学部教授・刑部芳則さんの著書『宇野千代 昭和モダニズムの伝道者』(NHK出版新書)からの抜粋。実は、千代と忠が同棲する前、一夜を共にしていたことや、2人で東京に引っ越した後、千代が出版社で事務員をしたこと、また、東京で華やかな世界にあこがれたのか、オーディションのようなものを受けたことを紹介しています。いずれも「ブラッサム」では描かれなかったエピソードです。
宇野千代は間違いなく惚れていた、では芥川龍之介は…文豪が短編小説に描いた「一束4銭のネギ」という"恋"
(2026年11月2日公開)
NHK朝の連続テレビ小説「ブラッサム」では、宇野千代をモデルとするヒロインの珠と、芥川龍之介を思わせる秋山との邂逅が描かれた。ライターの栗下直也さんは「史実での2人の関係を調べると、宇野の一方的な片思いではなく、芥川の視線も彼女に向いていたことがわかる」という――。<続きを読む>
「唇が腫れるほど接吻した」と瀬戸内寂聴に豪語したのに…「ブラッサム」宇野千代が完全否定した文豪の武勇伝
(2026年11月2日公開)
NHK「ブラッサム」では、東京で暮らす珠(石橋静河)が西洋レストランで働くシーンが描かれている。この話は史実が基になっているが、モデルとなった宇野千代は、そこでどのように過ごしていたのか。ルポライターの昼間たかしさんが、千代の回想などから当時の実像に迫る――。<続きを読む>
小説家でもデザイナーでもない…20歳で上京した宇野千代が貧しい夫に尽くしながら本気で目指した職業
(2026年10月27日公開)
のちに小説家として成功する宇野千代(朝ドラ「ブラッサム」のモデル)は、東京帝大に入学する夫に付き添って上京した。日本近代史研究者として「ブラッサム」の風俗考証を務める刑部芳則さんは「千代が小説を書き始める前に目指し、選考会にまで参加したのは別の華やかな仕事だった」という――。<続きを読む>
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