「失敗してもあなたの価値は変わらない」

失敗の直後は自分の価値の揺らぎが最大になるタイミングと言われています。

だからこそ、次のマインドが重要なのです。

・評価より安心
・指摘より寄り添い
・正論より温かさ

「これからだよ」という言葉は、「失敗してもあなたの価値は変わらない」「私は未来を見ているよ」という2つのメッセージを同時に運びます。

子どもは、その未来を信じてくれる人の存在で、また一歩進めるのです。

点数がふるわない日こそ、親御さんの言葉は強い力を持ちます。

「どうしてできなかったの?」ではなく、「ここからだよ」。

このひと言が、どれほど子どもの、心を救うか、私は何度も見てきました。

結果がよいときより、うまくいかないときこそ、親の言葉は子どもの未来の力になります。

子どもは点数を自分と結びつけてしまう

テストの結果が悪かった日、いちばん傷ついているのは子ども自身です。

「どうしてできなかったんだろう……」
「自分ってダメなのかな……」
「また怒られる……」

子どもは点数を、自分の価値と結びつけがちです。

だからこそ、親がどんな言葉をかけるかが子どもの成長を左右します。

親御さんのひと言で、子どもの自己肯定感は上がりもすれば、崩れもするのです。

テストで悪い点を取った子ども叱る母親
写真=iStock.com/Hakase_
※写真はイメージです

「これでは志望校は厳しい」はNG

ある中学2年生の男の子の話です。

その子は模試の数学の点数が大きく下がり、帰宅後、プリントをぐしゃぐしゃに丸めて投げました。

お母さんは驚き、思わず言いました。

「どうしたの? ちゃんと勉強してたよね? この点数じゃ志望校、厳しいよ」

決して責めているつもりはなく、心配でたまらないからこその言葉。

でも、息子さんはこう言い返しました。

「どうせ俺なんか無理だよ! 期待しないで!」

その夜、部屋に入ったきり出てこなかったようです。