脳の老化を防ぐのに、難しい脳トレは必要ない。日常の行動を工夫するだけで、衰えに抵抗できる。いつまでも若い脳でいるために今日できる新習慣を、脳科学者が教える。
読む
×ざっと流し読み ○情景を思い描いて音読

身体と思考をフルに働かせる読み方

読書は、右脳と左脳の両方を活性化させる最高の脳のトレーニングです。とくに私がおすすめしたいのが、音読です。

音読は文字を目で追う視覚の働きに加えて口を動かす部位(運動野)、聞く部位(聴覚野)と、脳内の複数の部位をより大きく刺激します。

もちろん大抵の場合、黙読でも文章の意味を理解する処理は音読と同様に行います。黙読でも運動野や聴覚野の働きがゼロというわけではありませんが、実際に発声して声を聞き、その音と意味を結びつける音読のほうがより活性化するのです。

(構成=本誌編集部 イラストレーション=岸 潤一 図版作成=大橋昭一)