機種・護衛数から予備日まで“筒抜け”
ウェンガー講義録によれば、14日10時8分、真珠湾の通信情報部隊は傍受電文の断片訳を太平洋艦隊司令長官らに配布した。
発信から16時間13分後である。断片訳には「18日」「連合艦隊司令長官」「バラレ島」が現れ、配布電は暗号文を解く鍵となる加算乱数の復元が途中であると断りつつ、作業続行を告げていた。なお時刻は米海軍表記の「ゾーン・マイナス9」、すなわち東京時間で記されている。
15日4時10分と6時57分には、真珠湾とワシントンの通信情報部隊が、より完全な訳文を配布した。断片訳の配布から、前者は18時間2分後、後者は20時間49分後である。訳文を受け15日11時49分、太平洋艦隊司令長官は前線の任務部隊指揮官へ、山本本人が爆撃機に搭乗すること、戦闘機6機が護衛に就くこと、18日16時にカヒリ(ブインの飛行場)を離れること、悪天候なら19日に延期されることまでを伝えた。
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