「鹿の子」と「ニット」はどう違うのか

本稿ではスキッパータイプを推してきましたが、ボタンつきでも大人っぽく見えるポロシャツがない訳ではありません。それが「ニット地のポロシャツ」です。ここで「鹿の子」と「ニット」と呼ばれる生地感の違いについて触れておきます。

ポロシャツといえば通気性の良い「鹿の子」素材が一般的ですが、これもニット編みの一種です。鹿の子という名称が有名すぎて混同されがちですが、どちらも編み方が異なるだけで、同じニット素材なのです。

なかでもサマーセーターのように編まれたニットポロシャツは、ハイゲージと呼ばれる細かな編み目のものほど、生地に上品な微光沢が生まれます。そこで鹿の子地のものと区別する呼び名として、ニットポロシャツと呼ばれています。この品の良さこそが、帰省先のリビングでくつろいでいる時でも、決してだらしなく見えない根拠です。

リブが付いているユニクロのニットポロシャツ
筆者撮影
リブが付いているユニクロのニットポロシャツ

帰省で忘れてはいけない「安心感」

最高気温が40℃近い暑さにおける帰省ファッションとして、ポロシャツを選ぶことは合理的な判断です。しかしながら、「ポロシャツなら何でもいいだろう」という選び方では、よそ行きには見えません。

一般的な鹿の子生地のポロシャツ
筆者撮影
一般的な鹿の子生地のポロシャツ

もちろんスポーツ用のポロシャツは、休日に公園で子供と遊んだり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったりするときは活躍しますが、帰省の目的を考えたとき、この手のものは最適ではありません。というのも本来、帰省とは「単に実家で過ごす」という意味合いではなく、親戚に対し「しっかり社会的責任を果たしている」という安心感を提示する側面もあるはずだからです。

この夏、帰省ファッションとして、大人カジュアルにふさわしいポロシャツを選びつつ、「長すぎる着丈は避ける」「肌着はベージュで存在を消す」そして「イージースラックスで品よく見せる」というルールを取り入れてみてください。

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