35℃の炎天下、外で過ごす被災者たち
福岡空港で、現地事情に詳しい熊本県内の建築関係者と合流し、最大震度7を観測した宇城市から氷川町の現場に到着して真っ先に肌を刺したのは、息をするのも苦しいほどの狂暴な熱気だった。私が住む南関東は、7月後半は不安定な大気の影響でそれまでの猛烈な暑さが若干和らいでいたこともあり、そのギャップは身にこたえるものがあった。
29日は宇城市から氷川町、30日は八代市から宇城市を主に調査を実施したが、29日の宇城市、30日の八代市の最高気温はいずれも35.2℃に達していた。現地入りして調査のために車を出ると、少し歩くだけでアスファルトからは強い陽炎が立ち上り、立っているだけでも汗が噴き出し、頭がクラクラとしてくるような暑さに見舞われた。
そこで私が目にしたのは、非常に痛ましい、そして危険な光景だった。幸いにも電気が通電している地域であっても、家の近くの車内で過ごす方、あるいは家の前や庭先で裸同然となって過ごしているお年寄りも見かけた。
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