2~3分でも湯船に浸かったほうがいい

ニオイに関して言えば、本来はシャワーよりも湯船に浸かったほうが、汗や皮脂はより効果的に落とせます。

シャワーの利点は手軽さです。朝でもすぐにできますし、昼間に時間があれば浴びることもできます。一方で、きちんと汚れや皮脂を落とすという点では、やはり湯船の方がおすすめです。

お湯を張った湯舟
写真=iStock.com/Stossi mammot
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ここで一つ、知っておいていただきたいのが「洗う順番」です。汚れをしっかり落としたいなら、いきなり体を洗うより、まず湯船に4〜5分ほど浸かってから洗うほうがいいのです。これは一度お湯に浸かると角層や皮脂が柔らかくなり、汚れが落ちやすい状態になるからです。

もちろん、家族と湯船を共有していて「先に体の汚れを落としてほしい」と言われているなら、先に洗ってから湯船に入ってもかまいません。ただ、理想を言えば、一度浸かってから洗うほうが理にかなっています。

もし寝るまで時間がないという場合でも、ニオイや体臭を取るという目的なら、寝る直前に5分でも2〜3分でもいいので湯船にさっと浸かったほうがいいでしょう。隅々の皮脂や汗がきちんと落ちるので、ただシャワーを浴びるよりも効果的です。夜にシャワーだけで済ませると、落とし足りていない可能性は十分にあります。

一晩たった浴槽は“雑菌だらけ”

朝に湯船に浸かるのもおすすめですが、注意点があります。前の晩に誰かが入った湯船のお湯を、もう一度沸かし直して使うのは、あまりおすすめできません。なぜなら、雑菌がかなり増えてしまうからです。

私たちが以前行った実験では、一晩たつと雑菌が大幅に増えたという結果(*2)が出ています。

人の体から雑菌がお湯に溶け込み、さらに皮脂などの汚れが雑菌の栄養分になる。そこに温度も加わるので、かなり増殖してしまうのです。

とくに夏は、湯船の温度がなかなか下がらない環境です。これは雑菌にとっては好都合な環境とも言えます。もし朝に入るなら、お湯は入れ替えたほうがいいでしょう。時間に余裕のない方が多いとは思いますが、本来はそうしていただくのが理想です。

どうしても前日のお湯を使いたいなら、雑菌の増殖を抑える除菌・防腐用のタブレットのような製品も市販されていますが、できれば入れ替えてしまうのがよいでしょう。