AIドローンが変えた「戦況の潮目」

ウクライナ軍は無人機で後方をかく乱し、ロシア軍の兵站や輸送に打撃を与えた。ウクライナはAI(人工知能)搭載ドローンや赤外線ドローンなどを次々に新開発して戦線に投入。「戦況の潮目が変わった」(西側軍事筋)とされる。

プーチン氏は「ロシアの日」の6月12日、前線に従軍する突撃部隊の兵員らと会見したが、突撃部隊からは「多くの戦友が重傷を負い、部隊を去った」「敵は人工知能を活用した無人機を活発に投入しており、戦争はますます技術主導型になった」「敵のドローンはスターリンク(米スペースX社の衛星通信網)によって制御されているが、われわれにはそうしたシステムがない」などと窮状を訴えた。

2026年6月12日、モスクワのクレムリンで、「ロシアの日」祝賀行事の一環として、ウクライナでの軍事作戦の参加者らとの会合に出席するプーチン大統領
写真=EPA/ALEXANDER KAZAKOV/SPUTNIK/KREMLIN/POOL/時事通信フォト
2026年6月12日、モスクワのクレムリンで、「ロシアの日」祝賀行事の一環として、ウクライナでの軍事作戦の参加者らとの会合に出席するプーチン大統領

プーチン氏は「(技術開発は)国防省と議論しており、民間企業にも指示する」などと答えただけで、新型ドローンの配備時期などは示さなかった。