受験勉強はリビングで? 子ども部屋で?

「リビングで勉強させるべき? それとも子ども部屋のほうがいいの?」という疑問は、中学受験に限らず、子どもの学習に関してよく聞かれます。

もちろんその子に合う環境なら構わないのですが、どちらかといえば僕はリビング学習派です。

理由は、子どもの様子を親が自然に見守れるからです。

中学受験の学習は子どもにかかる負担が大きいものです。顔色がすぐれなかったり、疲れていそうだと感じたりしたら、「ちょっと休憩しようか?」とすぐに声をかけてあげられる距離にいることが大切だと思うのです。

また、親やきょうだいのいる空間で勉強することによって、「ひとりきりで勉強しているわけじゃない」といった雰囲気を作ってあげられるのも、リビング学習の大きな利点です。

学習ポスターを“風景化”させない小ワザ

家庭でできる、子どもの学習がはかどるちょっとした工夫についても紹介しましょう。

リビングやトイレなどに、地図や漢字、四字熟語、ランキングといった資料や表のポスターを貼っているご家庭も多いと思います。貼ってすぐの頃は物珍しさもあって子どもがよく眺めたり覚えようとしたりしているかもしれません。

しかし、そのうちだんだんとただの“風景”と化してきて、壁紙の一部に同化してしまっている……ということも多いのではないでしょうか? せっかくなら、うまく活用して子どもの学習に役立てたいですよね。

そこでおすすめなのが、何度も貼り直せるタイプの付箋を矢印の形にちょきちょきと切って(矢印の形をした市販の付箋もあります)、それを表やポスターの「覚えたい箇所」に貼り、定期的に動かしていく方法です。

矢印
写真=iStock.com/Aleksei Lagunov
※写真はイメージです

日数が経ったら付箋を剥がして、「次に覚えたい箇所」に移動させてください。すると、子どもは「ん? なんか変わったぞ?」と、そこを見るようになります。いつもの風景の中に“変化”が発生すると、子どもはそこに意識を向けるようになります。