トヨタの全方位戦略が見せた勝機

気候変動が身に染みて感じられる昨今、脱炭素の決定打とされたのがEV(電気自動車)シフトです。しかし理想を掲げたその方針は早くも破綻を迎え、世界各地で転換の動きが相次いでいます。ここでは、世界の産業構造やトレンドの推移に関心を持つビジネスパーソンのために、プレジデントオンラインで反響の大きかったEV関連の記事を厳選しました。

1本目は、欧州情勢に精通したリサーチャーが、EVシフトを巡るEU内部の深刻な亀裂を解説します。技術導入に一丸となって反対するドイツ、官民の立場が交錯するフランスなど、各国の思惑は複雑です。このままでは、過去の“ある失敗”と似た結末を迎える可能性があるといいます。

2本目と3本目は、経済学者として多くの著書を持つ真壁昭夫さんによるレポートです。中国自動車市場の激しい競争を掘り下げた2本目では、圧倒的優位に思われた新興企業が“ある壁”にぶつかった原因などを指摘します。

そして3本目では、欧米の巨大メーカーが工場縮小やリストラを余儀なくされた“3つの背景”を考えます。ニーズの鈍化によって、ベンツやボルボは「100%EV」という華々しい目標を撤回するまでに至りました。各社の大転換と日本車メーカーの「全方位戦略」を比較し、市場の動きに対応するためのヒントを与えます。

激変する世界経済を冷静に見極める力を身につけて、勝つための戦略づくりに活かしましょう。

日本を標的にした「ハイブリッド車叩き」の成れの果て…欧州の「EVシフト」が内部分裂を始めたワケ

(2025年11月3日公開)

2025年1月28日、フォンデアライエン委員長とマクロン大統領
2025年1月28日、フォンデアライエン委員長とマクロン大統領(写真=Christophe Licoppe/European Union, 2025/EC-Audiovisual Service/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons)

いわゆる電気自動車(EV)を巡る方向性について、欧州連合(EU)が内部分裂に陥っている。正確に言えば、もともと懸念されると同時に、燻り続けていた内部分裂の構造が、ここに来て一気に噴き出しているのである。…<続きを読む>

 

やっぱり豊田章男会長の「全方位戦略」が正しかった…自動車大国中国で「売れないEV」が山積みになっているワケ

(2024年12月9日公開)

ショールームに並ぶBYD ATTO 3
※写真はイメージです(写真=iStock.com/LewisTsePuiLung)

11月下旬、中国のEV・PHV大手の比亜迪(BYD)は、取引企業に対して部品価格の引き下げを要請したと報じられた。中国の自動車市場は、ここへきて価格競争が激烈化しており、多くの企業が利益を上げにくい状況=レッ…<続きを読む>

 

豊田章男氏の「EVへの懸念」が現実のものに…世界中で「EVシフト」を見直す大手メーカーが相次いでいる理由

(2024年9月17日公開)

EVの工場
※写真はイメージです(写真=iStock.com/SweetBunFactory)

足許、米国や欧州を中心に、“電気自動車=EVシフト戦略”の修正を余儀なくされる大手自動車メーカーが目立っている。独フォルクスワーゲンは、東部ツウィッカウのEV工場で臨時工を解雇した。9月上旬、独国内工場…<続きを読む>

 

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