50代以降は現実を直視しないと詰む

今、奥様ができることは、現在の住まい(タワマン)の価値(売却価格)を定期的にチェックする、予算を決めて新たな住まいを探しておく、終の棲家(老人施設)や一人になった場合の将来の住まいも想定し、資金計画を立てること、です。

また、Aさんのような高額所得者は、生活のレベルが落とせないことも老後の生活に影響を与えます。企業年金を含めても夫婦2人の年金額は合計で25万円程度。

さらには今の時代、インフレ対策が必要になります。「72の法則」(年数×金利=72)を使ったインフレ計算では、毎年2%ずつ物価が上昇すると36年後に、毎年3%ずつ物価が上昇すると24年後には、生活費は2倍になってしまいます。

50代は誰にとっても家計の曲がり角です。しかし、早めに現実を直視し、住まいや教育費を見直せば、老後の不安は大きく減らせるケースもあります。

高齢者が増え続ける日本では、年金は増えにくく、医療や介護にかかる負担も大きくなっていきますから、60代以降も働くことを考えて、今回のAさんのように「今さら勉強なんて何になるんだ」などと思わずに、現役時代からスキルアップなどのジョブプランをたてておくことも必要な時代なのです。

「SKILLS」と書かれた木製ブロックを積み上げる男性
写真=iStock.com/M.photostock
※写真はイメージです
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