60代からは「筋トレ」

60代も女性の脂肪肝が増える年代です。70代からの糖尿病の発症を防ぐには、この年代をどのように過ごすのかが大事です。

この年代は加齢による筋力低下が起こる年代なので、とくに意識して運動を継続することが大事です。

60代からは「筋トレ」
写真=iStock.com/kazuma seki
60代からは「筋トレ」(※写真はイメージです)

60代からは、フレイルのリスクが高くなる年代です。フレイルとは虚弱を意味する概念で、健常者と要介護の中間にある状態を示す医学用語です。

東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、65歳以上の高齢者では、8.7%がフレイル、40.8%がプレフレイル(フレイルの前段階)に該当すると報告されています。

生活習慣に無関心だと、どんどん体が弱ってきます。ただフレイルの段階であれば、生活習慣を変えることで、健常者に戻ることが可能とされています。

逆に要介護の段階まで進んでしまうと、もう健常者には戻ることはできません。

たんぱく質はとりすぎくらいでいい

フレイルは精神的な問題など、いろんな要素を含んでいますが、筋力低下が直結するのは身体的フレイルです。

身体的フレイルの原因は、低栄養(おもに、たんぱく質不足)と運動不足です。筋力低下を実感しているなら、肉や魚、卵、豆腐や納豆などを増やし、たんぱく質の摂取量を増やすようにしましょう。

日本人は、たんぱく質が不足しがちな傾向がみられます。たんぱく質は、とりすぎくらいがよいと考えて、しっかりとることが大事です。

たんぱく質をとったら、低下した筋力を戻すために筋トレをします。食後の筋トレ(階段上りなどでよい)も必要ですが、身体的フレイルの予防のためには、それ以外の時間でも筋トレをしなければなりません。

この筋トレは「1分筋トレ」で十分です。以前の記事で1分筋トレのメニューとして、もも上げとスクワット(いすスクワット)を紹介していますが、スクワットのほうが運動強度は高くなります。これまで筋トレをしていなかった人は、もも上げから始めてください。そして、もも上げが継続するようになったら、いすスクワットにチャレンジしてみましょう。