日経平均連動ファンドは3年で2.3倍
こうした高市内閣のアピールが功を奏してか、企業の株だけでなく、日経平均に連動する投資信託の成績も上がってきている。
具体的にどんなファンドがいいかとかと悩む人がいるかもしれない。日経平均インデックス・ファンドとは、日経平均株価の動きに連動するものなので基本的にどのファンドに投資しても結果は同じである。
ただ、注意すべきは手数料。できるかぎり手数料のかからないファンドを選ばないと、投資効率が悪くなる。
その観点から言うと、次の2つ「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「ニッセイ日経平均インデックスファンド」は信託報酬手数料が年0.143%と最低レベルであり、10年継続して保有しても1.43%、20年継続して保有しても2.86%しかかからないので、投資するならいずれかをお勧めする。
図表3は、過去3年の日経平均そのものとインデックス・ファンドの上昇率を比較したものだ。日経平均は大きく上昇したが、インデックス・ファンドは配当を含めて運用されるので、さらに高い成績を上げている。これもインデックス・ファンドに投資するメリットの一つである。
とはいえ、「日本株だけ」に全額を賭ける必要はない。
将来の日本に期待が持てるとしても、未来は誰にも断言できない。世界情勢や景気、企業業績によって株価が大きく動くことはある。
リスクヘッジで投資額3分の1に
だからこそ初心者には、「一気に全額」よりも「分けて持つ」考え方が向いている。たとえば300万円の投資資金があるなら、
100万円を日経平均連動商品
100万円をS&P500連動商品
100万円をオルカン(全世界株式)
という分散も一つの方法だ。日本が予想以上に伸びればその恩恵を受けられるし、逆に海外が強ければそちらが支えてくれる。投資では「どれが絶対正解か」を当てるよりも、「どこが伸びてもある程度利益が出るポートフォリオを作る」ことが大切だ。


