声だけのとっておきの練習方法

話すときのボディランゲージや表情はとても大切だ。それがないために、電話ではコミュニケーションの齟齬が生じることもある。表情などから何かを感じ取ることができないため、その口頭で伝える情報だけがすべてになってしまうからだ。

この視覚情報がない電話を練習に使い、話の要点がいかに伝えられるかの確認に生かすというわけだ。誰でもいいけれど、できればレビューがもらえる相手を選んで、自分のプレゼンや人に伝えたい内容を電話で聞いてみてもらう。すると、そこにあるのは耳からの情報だけだから、より内容に集中してもらえる。アメリカなどでは距離や忙しさの事情からこうした電話でのピッチはよく行われる。

わかりにくいことを指摘してもらい、視覚情報が何もない中で、どの情報がきちんと記憶に残ったか確認をしてみることは、とても効果的である。そしてもちろん、最後はちゃんと人前に出て、自分のボディランゲージやヴィジュアル要素を交えての練習も重要だ。

「なにか私が知らないことを、的を絞って話してくれないか」

そんな問いに答えられる情報を、耳からの伝達だけで充足できるくらいに的を射た表現で伝えてみる。そんな心がけだけでも、伝わり方は格段に違ってくるだろう。

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