日本人が海外に出なくなっている
――今後のご活動について教えてください。
海外研修の事業は、今後も広げていきたいと思っています。タイの大学生と協力してマーケティングをしたり、売り上げの一部を地元の障害者施設に寄付していく仕組みにしています。でも、コロナ禍以降、日本の社会人が海外へ出なくなってきている気がします。ビザなしで訪問できる国・地域が最多である、世界最強の日本のパスポートをどんどん使ってほしいなと思っています。現地で直接得られる情報はインターネツトにはないものですから、そのお手伝いをしていきたいですね。
また、中古船貿易はタイだけでなく、他のアジアの国や地域、最終的にはアフリカにも販路を広げていきたいですね。
タイは人種のるつぼで住みやすい
――タイはどんな人におすすめの国ですか?
旅行でも移住でも、老若男女すべての人を受け入れてくれる土壌がある国だと思います。個人的には、ニューヨークよりも人種のるつぼだと感じるくらい、いろんな人々が暮らしているし、差別も少ないです。初めて海外旅行に行く人も、とりあえずタイがおすすめですね。むしろタイが無理だったら、他の国も厳しいんじゃないかと思いますね。
たとえば、タイ語には「マイペンライ」という言葉があって、毎日のように耳にします。日本語に直訳すると「大丈夫」「問題ない」「気にしない」のほか、「どういたしまして」などさまざまな意味があって、タイに来たばかりのころはこの言葉にけっこう苦労させられました。こちらとしては「それ、全然『マイペンライ(大丈夫)』じゃないでしょ!」というような場面でも、タイの人は本気で「大丈夫」って言っているんですよね。
何年も生活するうち、これは失敗してもあまり執着せず、これからをどうよくしていこうかを考える人がタイには圧倒的に多いからなんだと気づきました。タイの懐の深さは、こういうものの考え方からも来ているのだと思います。



