「よく名前が挙がる人」を忘れないで
もちろん、京都に限らず影響者が「腹落ち」できない状況では、どれほど合理的あるいは有益な方向に進めようとしても、場の空気そのものがこれを不可とします。
以上を踏まえて、端的に根回しがうまくいかない例を挙げるなら、主に次の2つです。
・決定権者だけを押さえて満足し、参画者や関与者を軽視する
・参画者だけ整えて、決定権者と影響者の腹落ちを見誤る
いずれも、「場の構造」を見ずに一対一の延長だけで話を進めてしまった結果です。
実際の現場で「場の構造」を把握するためには、目に見える役職や発言内容などで判断するよりも「誰が発言した瞬間に空気が変わったか」「決定権者や参画者に強い作用を与える人物は誰か」「よく名前が挙がる人物は誰か」などを洞察すると浮かび上がります。
この構造が掴めるようになると、根回しの成否は劇的に安定し、「場の調和」へと広がります。


