インスリンは「エネルギーの鍵」
つまりインスリンは「エネルギーの鍵」なのです。
もし鍵を差し込んでもドアが開かなかったら大変です。ブドウ糖が細胞の中に入れないと、エネルギーが不足します。そして細胞だけでなく臓器、やがて全身の機能が落ちてきます。
またドアが開かないことで、ブドウ糖は血液の中に残ったままになります。血管や臓器にダメージを与え、目や腎臓、神経などの機能が落ちてきます。こうした症状が、いわゆる「糖尿病」と言われるものです。
インスリンは「エネルギーの鍵」。わかりやすく、そう覚えておきましょう。
「なんとなく元気がでない…」
そんな日もありますよね。
でもあまりに長く続くようなら、インスリンの効きが悪くなっているのかもしれません。
インスリンは「エネルギーの鍵」のようなもの。
ブドウ糖を細胞内に取り込み、エネルギーを生みだす回路に送りだします。
もしインスリンの効きが悪いとエネルギーが不足しますから、身体は優先順序をつけてエネルギーを分配することになります。
もっとも優先されるのは脳で、その中でも生存に欠かせない中心部の「脳幹」が最優先。
逆に言えば、脳以外の臓器はエネルギーが後回しになります。脳幹以外の脳も同様です。
身体や脳を動かすエネルギーが不足すれば、元気がなくなるのは当然ですね。血糖値が極端に上下してしまうとインスリンの効きが悪くなっていきます。
日頃の食事では糖質を少なめにして、血糖値が上がり過ぎないようにしましょう。
また食事の間隔が空きすぎると血糖値が下がりますから、補食で糖質を摂るのもおすすめです。
「お腹まわりが太い人」は気を付けたほうがいい
ひと口に「太っている」といっても、実はその種類には違いがあります。
男性に多いのは、お腹まわりが太くなってくるタイプです。
これは内臓脂肪型肥満といって、内臓周辺や横隔膜より下のお腹の内側に脂肪がつきます。
女性に多いのは、お尻や太ももが太くなってくるタイプ。内臓ではなく、皮下に脂肪がついてきます。
長寿のキーワード「インスリン」との関係でいえば、どちらかというと内臓脂肪型のほうが問題になりやすいです。
というのも、こちらのタイプのほうが、よりインスリンの効きを悪くするため、糖尿病になりやすいからです。
脂肪から出るアディポカインという物質が、インスリンの働きを妨げてしまいます。
同じ肥満でも、長寿に与える悪影響には違いがあるのですね。中高年男性の方は、ぜひ気に留めておいてください。
インスリンは糖を取り込む以外にも、大切な働きをもつホルモンです。
もしインスリン抵抗性が高まって効きが悪くなると、次のような症状が出てきます。
・便秘をしやすくなる
・なかなか疲れが抜けなくなる
・血圧が高くなる
・気分が落ち込みがちになる
・記憶力が低下する

