成功した人に話を聞きに行く理由

販売会社に出向が決まり、「社長賞を取るぞ」と決めた私が、最初に実行したことがあります。それが、同期のつてを頼って、かつて出向して社長賞を取った人に話を聞きに行くことでした。

何かを知りたいときには、すぐに社内のしかるべき人を見つけて、話を聞きに行っていました。

ビジネススクールへの留学が決まれば、どうやって学校を選択したのか、どうやって英語の点数を上げたのか、社内の留学経験者を探して聞きに行きました。この人たちのお話はとても参考になり、留学準備中にいろいろと励ましていただきました。

セールスでも同じでした。社内にトップセールスになった人がいるわけです。どうやって売ったのか。何が他の人と違ったのか。セールスのポイントはどこにあるのか。何か秘訣ひけつがあるのではないか……。

そんな先輩たちも、聞きに来られて嫌な思いになるはずがありません。みなさんから有意義なアドバイスをもらい、そのご縁でその後も応援をしていただきました。

前方を指し示すビジネスマンの手
写真=iStock.com/nathaphat
※写真はイメージです

先輩のアドバイスには「報告」で報いる

お世話になった人には、こまめに報告をしていました。おかげさまで社長賞が取れました、TOEFLの点がここまで上がってきました、このビジネススクールから合格通知が来ました……などと状況を報告していました。

岩田松雄『新版「君にまかせたい」と言われる人になる51の考え方』(サンマーク出版)
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謙虚に人に聞く姿勢を持てるかどうか。それは、実は後の成長に大きく響いてくると私は思います。目の前にお手本は多くいるのです。勇気を持って聞きに行くべきです。

もし私も聞きに来られたら、喜んでアドバイスをして、何かの形で応援したくなります。

ただ、残念なことがあります。いろいろ悩みや進路を相談されて、アドバイスをしても、その後何の連絡もない人がいることです。こちらとしては、アドバイスをした責任もあるので、その後どうなったか気になっています。私は留学のときにお世話になった先輩には、30年以上年賀状を欠かしたことはありません。

また、業務に関連した本からも、多くを学びました。私はセールスマン時代、自動車や保険などのトップセールスの書いた本を20冊以上、片っ端から読みました。共通したセールスの基本動作やモチベーションの維持法などがわかり、参考になりました。その後異動した先々、品質管理、購買、輸入、財務の部署でも業務関連の本を読みあさりました。

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