テロメアの時計

みなさんは、テロメアという言葉をご存じでしょうか。テロメアとは染色体の末端部にあり、染色体の末端を保護するための構造です。1930年代に細胞遺伝学の研究から発見され、DNAについて解明が進むにつれ、徐々に詳しいことがわかってきました。

テロメアは細胞が分裂するたびに短くなっていきます。そしてある程度短くなると細胞老化の状態になり、細胞はそれ以上、分裂ができなくなります。つまり、「細胞死」の状態になるのです。そのためテロメアを「分裂時計」と呼ぶこともあります。

高齢者の細胞では、一般的にテロメアが短くなっているといわれています。そのため細胞分裂が難しくなり、組織や臓器の機能が低下したり、コラーゲン生成能力が下がるためしわやたるみなど、老化につながる可能性があるとされているのです。また、がんや心血管疾患、糖尿病などが引き起こされる可能性も指摘されています。

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