日本と中国で異なる社会保障
――高齢化で社会保障費が高騰、財政が圧迫される。この状況は日中共通なのでしょうか。
【片山】総額だけでは分からない、大きな違いがあります。日本の財政支出は年金と医療費がだいたい同規模なのですが、中国は年金が大半を占めています。
というのも、中国は医療保険の支出をコントロールしているため、給付が抑制されているのです。長期の入院治療においても保険給付には上限があります。さらに大病院で治療を受けると自己負担率が上がり、小さな病院だと低いという仕組みもあります。どの程度のお金を支払って、どの水準の治療を受けるのか、自分で判断する必要があるのです。
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