日本の野蛮性を見せつけることに

公益財団法人京都市観光協会は、インバウンドの増加を受け、「京都の歴史や文化への関心がある、知的好奇心の高い方々のニーズにしっかりと応えられる、持続可能で質の高い滞在経験を生み出す仕組みづくりが一層重要となります」と訴えている。的を射た方針だと思う。

観光客1人あたりの消費単価で、インバウンドは日本人の3倍を超える。結果として京都市の観光消費額は、2024年に過去最高の1兆9075億円に達した。京都の経済界が、観光だけに依存しない経済を指向しているにせよ、事実として、インバウンドが牽引する観光消費は、京都に大いなる潤いをもたらしている。

観光客でごった返す、紅葉シーズンの清水寺
写真=iStock.com/CHENG FENG CHIANG
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ただ、現在は過度の円安の影響で、旅先に日本を選んだ理由が「安いから」である外国人観光客が多い。しかし、インバウンドの観光消費を持続させるためには、今後、円高に転じたとしても「京都の歴史や文化への関心がある、知的好奇心の高い方々」が訪れるに値する魅力を、京都が保持し、また創出する必要がある。