「動画」や「類似ニュース」を調べて理解を深める

例えば理科で「次の表は、ある植物を異なる条件で育てた結果である。条件Aと条件Bで成長に差が出た理由を、光のはたらきと関連づけて説明しなさい」などと出た場合、光合成の条件は参考書でチェックするとして、実際の実験動画を複数、スマホで見てもいいでしょう。実験が行われている情景を浮かべやすくなり、今後、類似問題が出たときの耐性がつきます。

英語の問題でも有効です。例えば、「次の英文を読み、筆者の主張を日本語で簡潔にまとめなさい」という問題が出た時、スマホで文章の背景を知れば話の軸を掴みやすくなります。また、同テーマの記事や反対意見の記事を調べてみるのは、思考力を養うトレーニングになります。

なにより、一次資料(統計局、国連、自治体HPなど)に即アクセスできるのもスマホです。

神田直樹『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)
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社会問題や実験、自然現象、統計情報に関する自由記述問題は、一度、自力で解いたあとに、元ネタをスマホで調べて、理解を深めておくのもおすすめです。入試問題は、現実の出来事を単純化してつくっていることが多いので、背景を知ると「なぜ、この資料をの載せたのか」「なぜこの設問なのか」といった出題者の意図を読む力も育ちます。

教科問わず、思考力問題にであったとき、まずは自力で解いてみて、その後にスマホで背景について勉強し、もう一度、解答を書きなおしてみる。そこで、どこが良くなったかを言語化できれば、思考力問題の対策としては最強でしょう。

繰り返すようですが、過去問は早く解くほどいい。私の塾では中学受験の子供の親には、小学校5年生ごろに手に入れて解いたら? とおすすめしています。

志望校が定まっているなら、ぜひお早めに過去問を入手して、読むことから始めてみてくださいね。

(構成=池田純子)
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