本能で欲するものを食べたときのサイン
実践方法を紹介する前に、石原式の「超少食健康法」の重要なポイントである「ニンジンリンゴジュース」と「ショウガ紅茶」の作り方を挙げましょう。
◇「ニンジンリンゴジュース」の作り方
「ニンジン2本+リンゴ1個」を刻んでジューサーにかける。
固形物が残るミキサーではなく、液体だけが残るジューサーで作る。
◇「ショウガ紅茶」の作り方
熱い紅茶に、すりおろしたショウガを入れ、ハチミツか黒糖も入れる。
ショウガ、ハチミツ、黒糖はおいしいと感じる分量を入れる。
すりおろしたショウガのほうがおいしく、体が温まるが、粉末やチューブ入りでもOK。すりおろしたショウガを1回分ずつ小分けして凍らせておくのもおすすめ。
石原式朝断食の実践方法は次のような内容になります。
体が冷えると感じる場合はショウガ紅茶を1?2杯飲む。
【昼】とろろそば、ワカメそば、ざるそば(ネギ、七味をたっぷり入れる)、またはピザやパスタ(タバスコをたっぷりかける)、具だくさんのうどん、少なめの和食など。
断食明けの最初の固形食なので、胃腸に負担をかけないメニューにする。
昼食後に眠くならない、だるくならない量にする。
【夕】腹八分目なら何を食べてもOK(できれば和食がおすすめ)。
アルコールも適量であれば何を飲んでも問題なし。
いかがでしょうか?
シンプルなのですぐに実践できるのではないでしょうか。
日中、空腹を感じることがあれば「ショウガ紅茶」を飲みましょう。血糖値が上がって空腹感がなくなりますし、体も温まります。
ハチミツをなめたり、黒糖やチョコレートをかじるのも血糖値が上がり空腹感が収まります。固形物ではないため、石原式朝断食ではこれらを摂っても問題ありません。
あともうひとつ大事なことは、「おいしい」と感じるかどうかです。
自分に必要な栄養(食物)、本能で欲するものを食べたときのサインは「おいしい」なので、おいしいと思うものを選ぶことが大切です。
現代人の食事の欠陥を補う万能食はこれ
石原式の「超少食健康法」では、「ニンジンリンゴジュース」が欠かせません。
私自身40年以上毎日飲んでいますし、伊豆の断食施設でも毎日提供しています。
ニンジンリンゴジュースのすばらしさを知ったのは、スイスのベンナー病院を訪問したときです。アメリカで自然療法運動を視察した1999年に「スイスのベンナー病院は1903年の設立以来、ヨーロッパはおろか世界中から集まる難病・奇病の患者を食事療法で治癒させている」という情報を耳にして、すぐに現地へと向かいました。1979年のことです。
ベンナー病院では、診断には血液検査やレントゲン検査など西洋医学を用いていましたが、治療には薬や放射線などを一切使用せず、完全な自然療法を行っていました。
肉、卵、牛乳、バターなど動物性食品は出さず(例外的にヨーグルトと小麦胚芽をミキサーでブレンドしたビリュヒャー・ミューズリーを提供)、食事は黒パン、ジャガイモ、ナッツ、野菜、漬物、果物、岩塩、ハチミツのみ。毎朝、必ずニンジンリンゴジュースを飲ませていたのです。
院長のリーヒティ・ブラシュ博士に、「ニンジンリンゴジュースがなぜこれほどさまざまな病気に効果を発揮するのか?」質問したところ、「人体に必要なビタミン、ミネラルをすべて含んでいるから」という答えでした。
現代人はタンパク質・脂肪・糖質を食べ過ぎている一方で、体内での微妙な生理作用を遂行するうえで必要なビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足している「栄養過剰の栄養失調」で種々の病気を誘発しているのです。
多種のミネラルとビタミンを含むニンジンリンゴジュースは、現代人の食事の欠陥を補う万能食と言えます。

