いま組織に求められるのは「歩み寄る力」

一方で、組織の舵取りを担う幹部側はどうでしょうか。最新のSNSにも長けているという人の方が例外であって、不慣れな最新メディアやITに精通している必要はありません。ただ自分たちが知らないところでどのような変化が起き、何が流行っているのか、その実態に関心を持つ姿勢は不可欠です。

哲学者ソクラテスや孔子が説いた「無知の知(自らが無知であることを知る)」は、より上位の経営判断をするためには重要だと思います。これまでのように「優秀な人材を選別している」という自負に固執し、最近の若手を「宇宙人だ」と突き放し、その実態に向き合わないことは組織に危機を招きかねません。

ソクラテス像
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若手社員が「コスパ(費用対効果)」や「タイパ(時間対効果)」を重視し、仕事においても他人からどう見られるか、何より自分を承認してくれることを求めるといった行動特性があること。それを上司が否定的に捉え、若手も上司を拒絶するという、正に「断絶」が起きていないでしょうか。