趣味や推し活などで「ドキドキ」

坂口幸弘『人は生きてきたように死んでいく』(光文社新書)
坂口幸弘『人は生きてきたように死んでいく』(光文社新書)

「ドキドキ」は、趣味や生きがい、仲間づくりなどを通じて感動や刺激を得ることで、脳を活性化させる。新しいことに挑戦したり、さまざまな事柄に関心を持ったりすることが望ましい。最近では、好きなタレントや歌手のライブに足を運んだり、グッズを集めたりする「推し活」を楽しむシニア女性が増えている。「推し活」は外出の機会を増やし、ファン同士のつながりも生まれ、ニコニコやドキドキの体験につながるだろう。高齢男性の中にも、定年を機に学び直しを始めたり、長年の夢だった趣味に挑戦したりする人がいる。

こうした生活習慣を通じて、健康長寿をある程度延ばすことは可能かもしれない。しかし、そもそも健康長寿を延ばすこと自体が人生の目的ではないはずである。小谷氏は、健康長寿は人生の目的を達成するための手段に過ぎないとし、「したいことがあるから健康でなければならないし、お金も必要になる。したいこともなく、ただひたすら毎日を過ごす人生は、私には退屈すぎる」と述べている。

自然の中でデジタルカメラ撮影を楽しむシニア女性
写真=iStock.com/kokouu
※写真はイメージです
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