夫が「後に死にたい」理由
配偶者やパートナーよりも先に死にたいと考える人がいる一方で、後に死にたいと願う人も一定数存在する。彼らがそう思う理由は何だろうか。
「自分が後に死にたい」と答えた人に理由を複数回答で尋ねたところ、「配偶者やパートナーの生活が心配だから」が53.6%と過半数を占め、次いで「配偶者やパートナーの最期を看取ってあげたいから」(48.1%)が続いた。この2つが主な理由として挙げられる。
性別で見ると、「配偶者やパートナーを悲しませたくないから」と答えた割合は、男性が41.4%と高く、女性の15.0%を大きく上回っている。この差には、「男性は強くあるべき」「女性を守るべき」といった伝統的な性役割意識が影響している可能性が考えられる。また、「悲しませたくないから」という回答は、自分の死によって配偶者やパートナーが深く悲しむ姿を思い描いた結果であり、男性の方がロマンチスト的な発想をする傾向があるのかもしれない。
「最期の時間を共に過ごしたい」
ある男子学生は、こう語っていた。
「私はパートナーよりも後に死にたいと考えている。なぜなら、パートナーの最期の時間を共に過ごしたいからである。パートナーに先立たれることは非常に辛く、想像もできないほどの悲しみに包まれると思われる。しかし、人生を共に歩んだ大切な人の最期の瞬間を見届けたいという気持ちの方が、それ以上に強い。また、仮に自分が先に死んでしまった場合、残されたパートナーのことが心配になるであろう。自分自身が心残りなく死後の世界へ旅立つためにも、私はパートナーよりも後に死にたいと願っている」
また、少数だが、「パートナーより後に死にたい理由は、パートナーを見送ることができれば、死後の世界に対する不安や恐怖がいくらか解消されるからである」との意見も見られた。



