男性の8割は「先に死にたい」
公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団の2023年調査には、「配偶者やパートナーと自分のどちらが先に逝きたいか」という、少し答えにくい質問がある。配偶者やパートナーがいる人に限定して尋ねたところ、回答者621人のうち68.5%が「自分が先に死にたい」と答え、31.5%が「自分が後に死にたい」と回答した。
男性はどの年齢層でも「自分が先に死にたい」と答えた人の方が多く、特に50代から70代では約8割にのぼった。それに対して女性の場合、50代から70代では「自分が後に死にたい」と考える人の方が多かったが、40代以下では「自分が先に死にたい」との回答が半数以上を占めた。
つまり、40代以下の年代では男女ともに「自分が先に死にたい」と考えている一方で、50代以上では男性は先に死にたい、女性は後に死にたいと希望しており、シニア世代になると両者の希望がうまく合致する傾向がある。他方、若い世代では男女を問わず「先に死にたい」と考える人が多く、これからの時代は誰もが先に逝くことを望む「先に死んだもの勝ち」の社会になるかもしれない。


