同紙によると、島の造成にあたり、約3億2000万立方メートルの砂が海底から吸い上げられた。東京ドームなら約260杯分に相当する。総開発費は約140億ドル(約2兆1000億円)に達し、防波堤に囲まれた開発域の総面積は約50平方キロメートル(東京の江戸川区とほぼ同じ広さ)に及ぶ。

だが、その成果は、投資規模にまるで見合わなかった。米高級ライフスタイル誌のエリート・トラベラーは、ドバイの不動産大手ナキールが2003年に発表した構想に約150億ドル(約2兆3250億円)が注ぎ込まれた時点でも、完成していた島はわずか1つだったとしている。

各島の面積は2万3000〜8万3000平方メートル(東京ドームの約半分から約1.8倍)。約8.7キロにわたって広がる島々の大半は、世界金融危機を経て、工事途中のまま放棄された。かつてUAE最大級の野心的プロジェクトと称された群島は、砂ばかりが広がるゴーストタウンと化した。