NHK朝ドラと皇室をつなぐ皇后
女性セブン(4月16・23日号)は、3月30日から始まったNHK朝の連続ドラマ「風、薫る」を紹介し、「明治のナイチンゲール」と呼ばれた看護師・大関和さんの功績は、時を超えて令和皇室に伝わっていると書いている。
愛子さんが勤めている日赤は皇室と深くつながっている。名誉総裁を皇后が務めるのが恒例で、功績を残した看護師らを称える「フローレンス・ナイチンゲール記章」の授与式には女性皇族が顔をそろえ、記章を授与するのは皇后の役割。
その源流にあるのは明治天皇の皇后・昭憲皇太后の存在だという。皇后は人に姿を見せないという当時の皇室の慣例から一転、日本各地へ視察に出かけるなど、「前衛的女性皇族」といわれたそうだ。
「国際赤十字には、昭憲皇太后の提唱で作られた「昭憲皇太后基金」があります。(中略)100年以上の歴史を持つ世界最古の国際人道基金とされ、災害救助活動や保健衛生事業に役立てられています」(皇室ジャーナリスト=『女性セブン』)
日清・日露の戦争の最中では、戦傷者のために自ら包帯をつくり、病院を慰問することもあったという。
愛子様に繋がれた「風、薫る」主人公の思い
昭憲皇太后が当時の帝国大学(今の東大)の病院を訪れたとき、小児患者が入院する部屋に悪臭が満ちていたため、病院側は昭憲皇太后が到着する前に、重症患者を視察の対象から外そうとした。
だが、それに異を唱えて対面を実現させたのが、当時看護実習生総代だった大関和さんだったというのだ。
「もし大関さんが医療現場の“現実”を見せなければ、その後の昭憲皇太后の戦時の対応や、基金の設立はなかったかもしれません」(皇室ジャーナリスト=『女性セブン』)
その大関さんの慈しみの心は140年の時を超えて、愛子さんに受け継がれているというのだ。
「愛子さまは中学1年生の頃、『看護師の愛子』という短編小説を書かれました。《私は看護師の愛子》という一文で始まる物語は、診療所を次々に訪れる傷を負った生き物を、“愛子”が懸命に手当てする内容です。《私は獣医の資格はもっていないながらも、やって来た動物たちに精一杯の看護をし》という部分からは、戦時下という非常事態でも分け隔てなく手を尽くした昭憲皇太后と、日本の看護の歴史を作った大関さんへの“絆と宿命”が感じられます」(皇室ジャーナリスト=『女性セブン』)
やや牽強付会だが、天皇皇后とともに、巨大地震などで被災した地を訪れ、被災者たちに寄り添い、慰める愛子さんの姿は、多くの日本人に感銘を与えているのは間違いない。
高市首相が愛子天皇を認めなくても、愛子さんは既に“国母”になりつつあると女性セブンはいいたいのであろう。

