※本稿は、ケヴィン・ダンカン『頭のいい人はこう考える The Smart Thinking Book』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。
さまざまな問題や刺激がイノベーションの根源
思い込み:天才だけがすごいアイデアを思いつく
頭のいい人はこう考える:すごいアイデアは幅広い執拗な好奇心から
素晴らしいアイデアを思いつく人々というのは、とんでもなく才能があるか、たんにツイていただけだ、と多くの人は考える。
どちらも必ずしも真実とは言えない。それにあなたが革新(イノベーション)を起こす確率を高めることは不可能ではない。
すべては執拗なまでの好奇心をもつところから始まる。
幅広い物事に興味を抱く性格にならなければならない。
光り物を拾い集めるカササギのように、いろいろな刺激をこまめに拾い集めよう。
厄介なタスクや問題を抱えているときは、実質的には、思考の奥深くに指令を出しているようなものだ。
やがて、いわゆる“ひらめき”の瞬間が訪れ、脳がなんらかの興味深い気づきを、そのタスクと結びつけてくれる。
これは運でもなければ、たんなる才能でもない。
あなたがその問題に好奇心を向けたことによる直接的な結果だ。
こうしてイノベーションは生まれるのである。
頭を真っ白にする
思い込み:新しいものは過去から生まれる
頭のいい人はこう考える:昔と決別しないと斬新さは生まれない
自分自身もしくは同僚が、しきりに過去のことを話しているときには、前に進むのは難しい。
過去の出来事は、つかの間の関心事にすぎない。
それよりもはるかに重要なのは、いま起こっていること、あるいはこれから起こることだ。
だから、新たなアイデアを生み出すときには、過去のことを忘れる必要がある。
戦略家(ストラテジスト)で文筆家のアダム・モーガンは言う。
「目の前の過去と決別せよ」
言い換えれば、知っていることをすべて忘れて、もう一度考えろ、ということだ。
このアプローチは、新たな発想を得るうえで、クモの巣のように張りめぐらされた従来の考え方を一掃し、真に何の制約もない自由な土台を形づくるのに適している。
アイデア出しやブレインストーミングをする際にとても役立つルールでもある。

