量は質を凌駕する

思い込み:アイデアは最後にはひとつに決める

頭のいい人はこう考える:二者択一から両立へ

クリエイティブなアイデアを出すには、ときに質より量を優先する必要がある。

ケヴィン・ダンカン『頭のいい人はこう考える The Smart Thinking Book』(サンマーク出版)
ケヴィン・ダンカン『頭のいい人はこう考える The Smart Thinking Book』(サンマーク出版)

使えるアイデアや比較的いいアイデアは、たくさんの案を出してこそ出てくるからだ。

それならば、アイデア出しの場で成果を得られるかどうかは、そのときに使われる言葉に大きく左右されるかもしれない。

イノベーションやデザイン思考で著名な経営思想家ロジャー・マーティンは、次のように述べている。

「経営者は“AかB”という二者択一思考を“AとB”という両立思考に変える必要がある」

つまり、「これかこれならできるかもしれない」というのではなく、「これとこれならできるかもしれない」という考え方を議論の中心に据えるのだ。

これは、多くのアイデアを没にして数個を残すという考え方とは当然ながら相反している。

しかし、クリエイティブで革新的だと評される一流企業(ヴァージン・グループやプロクター・アンド・ギャンブル[P&G]など)の大半が、まずは多くのアイデアを試して、成果が上がったものだけを継続してきたという点は興味深い。

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