「悪玉コレステロール」は減らさなくていい

悪玉コレステロールとして知られているのが、LDLコレステロール。

健康診断でも食品のCMでも、文字通り「悪玉」扱いされて、食事から減らすように言われていますね。

しかし実はこれ、誤解なのです。

それを裏付けるように近年、厚生労働省は食事でのコレステロールの上限値を撤廃しました。たとえコレステロールを含む食品を食べたとしても、血中のコレステロール値は上がらないことがわかったためです。

これは2015年のことですから、それまでずいぶん長い間、濡れ衣を着せられていたことになります。

コレステロールは約8割が体内でつくられています。そして食事で入ってくるコレステロールが増えたなら、生産を減らすように調節もしています。

つまりもともと食事は2割程度の比率しかない上に、多少多くとっても生産調整によって濃度は変わらないのです。

むしろ逆に、LDLコレステロールは長寿に欠かせないものです。

ホルモン、ビタミンD、胆汁酸などの材料になりますから、身体が新しく細胞を作るためにも欠かせません。

毛嫌いすることなく、適度に摂っていきましょう。

「腹7分目」だと見た目も若々しい

栄養も薬も、過ぎれば毒となります。

豊富な食に囲まれた今の時代、カロリーを控えることが病気を避けることにもつながります。

では、どのくらいカロリーを控えればよいのでしょうか?

イメージとしては、「腹7分目」くらいがおすすめです。

アメリカのウィスコンシン大学の研究によれば、カロリーを7割に抑えたアカゲザルは、

・死亡率が半減
・がんの発症率も半減
・見た目も若々しく活動的

となっています。

玉谷実智夫『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)
玉谷実智夫『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)

長寿で若々しく、病気にもなりにくいのですから、いいことずくめです。

なお具体的なカロリーの目標数字ですが、たとえばデスクワークが多い成人の場合だと、

・30〜49歳の男性の場合、約1890kcal
・30〜49歳の女性の場合、約1435kcal

ということになります。

量だけでなく質も大切ですが、1つの目安としてご参考になればと思います。

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